ー桜花サイドー
目の前に助けを求めたかった相手がいた。
雅ーー
きてくれたんだーー
涙で視界がぼやける。
「桜花ちゃん!遅くなってごめん。
今助けるから、もう少し待っててね」
「おいおい、俺たちのこと忘れてもらっちゃ
困るぜ」
チンピラ達はニヤニヤしながら、雅達
の方へ向かって行く。
それも、気づいたらチンピラ達が増えていた。
ざっと50人ぐらいはいそう。
雅達が助けに来るのも、想定内だったって
ことか。
50人に近づかれても雅達は動じず、
「お前ら!!
桜龍の姫ってわかってて、その子に
酷いことしようとしたんだろ。
そんなことして、生きて帰れると
思うなよ‼︎
俺たちの姫を傷つけようとした代償は
しっかり払ってもらう‼︎」
雅が啖呵を切った。

