僕の姫様、必ず守るよ


ー雅サイドー


桜花ちゃんを駅に送ってから、僕は一度
倉庫に戻ってきていた。


みんなと話しながら桜花ちゃんの帰りを
待っていたら、突然電話が鳴った。


非通知だ。


誰だろ?非通知でかけてくる人いたっけ?


念の為を思ってでてみると、炎舞の総長
葵優李だった。


「もしもし、僕葵だけど...」


「炎舞の総長がどうしたの?

 桜花ちゃんの無事はちゃんと知らせた
 よね?」


「そうなんだけどさ、桜花を駅で見かけて
 変な男が近くにいたから、そいつら
 つけてきたんだ」


僕は、幹部メンバーに聞かせるために
スピーカーにした。



「そしたら、古びた廃墟にたどり着いたんだ。

 その連絡をしたくて、電話したんだ」



凪の目線があいつらだって言っている。


「わかった。

 今からそっちに向かう。

 場所を教えて」



「場所は......だよ。

 くれぐれも気をつけて」



「葵、ありがとう。

 でも、桜花ちゃんのことはまだ許して
 ないから。

 いつか、落ち着いたら話を聞かせて。

 同じ女性に恋をした男として」


「わかった」


葵に場所を聞いて、電話を切った。


「みんな、そう言うことだから支度して!

 支度が終わったら出るよ‼︎

 大和は下の子達にも声かけて‼︎」



「わかったぜ、雅!」



大和が下の子達に話をつけに行った。