僕の姫様、必ず守るよ



私達はカフェから出て、タクシーを
捕まえることにした。


ちょうどその時、
男の人が横から私達に話しかけてきた。


「お姉さんたち、今暇?

 こっちで遊ぼうよ」


駅の近くでナンパされるなんて
思ってなかった。


「結構です」


私が断ると、


「いいじゃん、遊ぼうよ」


と後ろから一人増えた。


「だから、嫌だって言ってるでしょ!」


私が、怒鳴り始めると


「桜花ちゃん...」


「どうしたの!叶芽!」


叶芽の方を見ると、後ろから男にナイフを
突きつけられていた。


通行人からは死角で見えてない。


やられた。


「お姉さん、察しいいね〜♪

 このまま一緒に来てくれないと、
 手が滑ってお友達さしちゃうかもよ♪」



使う手口が卑怯すぎる‼︎

それに、気持ち悪い言い方...

でも、ここで拒否したら叶芽が
危ない。



「わかった。

 ついて行くから、叶芽には手を
 出さないで」



「お利口さんなお姉さんだこと。

 じゃあ、この車の中に入ってもらおうか」



私達は、車の中に押し込められた。

助けを求めたかったけど、叫ぶわけにも
いかないし...

私は言いなりになるしかなかった。