そんな大好きな母さんを馬鹿にされたのが、
悔しかった。
やり返したかった。
自分のことは何言われてもいい。
でも、母さんのことだけは
悪く言うなんて許せない。
そう思っているのに、
僕は弱くて言い返すことが出来なかった。
そこに彼女は現れた。
急に僕の目の前に立ち、
僕をいじめている彼らを蹴り飛ばした。
「お前ら、ダセェんだよ‼︎
こいつの親の事情何も知らないくせに‼︎」
「なんだよ、桜花かよ」
「痛ってぇ、ほら行こうぜ」
そう言って僕をいじめていた彼らは
立ち去っていった。
「あの、、ありがとう」
「別に。
あんたを助けたわけじゃない。
あいつら、最近この辺にいて目障りだった
のよ。
この辺は、私の休息地なのに」
「でも、助かったよ」
「お前も、ちゃんと言い返さないと
ずっと言われっぱなしだぞ。
あんたの目、私結構好きだよ。
じゃあ、私はこれで」
彼女の姿がかっこよすぎて、
僕も強くなりたい。
彼女みたいになりたいと思った。

