ドキドキは絶好調、熱くなった頬を両手で挟んだり手でパタパタとあおいでいると、次の言葉が投下された。
「で、報告しないといけないんだけど?」
「だ、誰に?」
「メッセージをくれた人に。報告をたのし──」
「きゃぁー!わかった、わかったってばっ!」
そうだ、そうだった。
私が言ったんだ、報告を楽しみにしていると。
はい、もう全てわかりましたよ……。
「ごめん、ごめん。ちょっとやりすぎた」
「うん。やっと理解したよ……」
ゆっくり潤の方を見上げると、少し言いにくそうに話しはじめた。
「いいよ、無理しなくて。これは約束だったから。今度会ったら伝えるって」
潤は恥ずかしそうにそう言うと、「ごめんな突然」と呟いた。
「あの……えっと……前向きに、検討します……でもいい、かな?」
潤となら、自分が自分らしくいれるんじゃないかと思えて、ふり絞るように小声でなんとか言えた。
「え、いいの?それほんと?」
「うん、だって約束したから。ちゃんと思っていることを伝えるって」
そう言って、二人で笑い始めた時に──
「はーい!ちゅうーもーくっ!!まつが、冴彩に告白したぞー!!」
学級委員長に見つかったらしい……
しっかり今でもいい仕事をしていらっしゃる。
思いがけなくはじまったメッセージトークがきっかけで、潤と向き合うことができた。
これからはちゃんと言葉で伝えていこう。
勇気を出して。
✼✼┈ END ┈✼✼
「で、報告しないといけないんだけど?」
「だ、誰に?」
「メッセージをくれた人に。報告をたのし──」
「きゃぁー!わかった、わかったってばっ!」
そうだ、そうだった。
私が言ったんだ、報告を楽しみにしていると。
はい、もう全てわかりましたよ……。
「ごめん、ごめん。ちょっとやりすぎた」
「うん。やっと理解したよ……」
ゆっくり潤の方を見上げると、少し言いにくそうに話しはじめた。
「いいよ、無理しなくて。これは約束だったから。今度会ったら伝えるって」
潤は恥ずかしそうにそう言うと、「ごめんな突然」と呟いた。
「あの……えっと……前向きに、検討します……でもいい、かな?」
潤となら、自分が自分らしくいれるんじゃないかと思えて、ふり絞るように小声でなんとか言えた。
「え、いいの?それほんと?」
「うん、だって約束したから。ちゃんと思っていることを伝えるって」
そう言って、二人で笑い始めた時に──
「はーい!ちゅうーもーくっ!!まつが、冴彩に告白したぞー!!」
学級委員長に見つかったらしい……
しっかり今でもいい仕事をしていらっしゃる。
思いがけなくはじまったメッセージトークがきっかけで、潤と向き合うことができた。
これからはちゃんと言葉で伝えていこう。
勇気を出して。
✼✼┈ END ┈✼✼
