僕等人間は、不完全だ。誰一人として完全な人間はいない。
あえて言うのなら、『神様』だけだと僕は思う。
僕等人間は不完全だからこそ完全になろうと人間は努力をする。
だがその努力は人間達の暴走と化したのだ。
人間達は地球と言う世界の中で、その一つの地球を何年にも渡って傷付けた。
自分たちだけの世界だと、周りの生命を気にも止めずに、人間達は世界と共に急成長を遂げていった。

ある日、神様はそんな愚かな人間達に天罰を与えた。世界中の人間の時を止めて、選ばれた将来を導く少年少女、十五人に人間達の『絶滅』か『生存』を天秤へとかけた。
そして『死の1ヶ月ゲーム』が始まった。
『死の1ヶ月ゲーム』はその間の期間、十五人は生き続ける。
もし十五人全員が死んでしまったら、ゲームはその場でゲームオーバ。
地球と言う世界から人間と言う生物は消え去ってしまう。
それが僕等、選ばれた人間が任された地球への人類存続を掛けたゲーム。