30点でも愛されてます!





「雅美…突然だけど……」

遼が私の前に小さな箱を差し出した。



「何?」

またプレゼントかな?
遼は誕生日でなくてもよくプレゼントをくれるんだよね。



「開けてみて。」

私は箱の蓋を押し上げた。



(あ……)



そこに入ってたのは、キラキラ輝く指輪だった。
水晶かな?
ジルコニア?



「ありがとう、綺麗だね。」

「え?それだけ?」

「どういうこと?」

「ダイヤの指輪って言ったら、わかるでしょ。」



え?えぇーーっ!?



って、ことは、ま、まさか…これって…



「ま、マジ?」

「うん、雅美…僕と結婚して下さい。」

「え、えーーっ!?」

昨日は何も言ってなかったのに。
いつもと一緒だったのに。
なんでいきなりプロポーズ!?



「ねぇ、どうしてそんなに驚くの?
僕達、もう20年近く付き合ってるんだよ。
もう、そろそろ良いんじゃないかな?」



確かに、知り合って20年近いとなれば、遅過ぎるくらいなのかな?
でも、でも、やっぱりびっくりするよ。



「どうしたの?何か嫌な理由でもある?」

「い、いや、そんなものはないけど…」

「じゃあ、答えは?」

遼が前のめりになって私をみつめる。



「は、はい、よろしくお願いします。」

私にはそう言うしかなかった。