30点でも愛されてます!





「それで、それで?
遼様、カレーは美味しかったって?」

「う、うん。おかわりして二皿食べてくれたよ。」

「わぁ、良かった~!
きっと美味しいんだろうな。今度、私にも食べさせて。」

本当は違うことを話したかったんだけど、照れくさくて話せなかった。
あのことは、私だけの胸に収めておこう。
良く言えば、私と遼だけの秘密だね。



それからも、遼との付き合いはうまく続いてて…
遼やガッキーは、大学を卒業した。
そして、二人とも、親のやってる会社に就職した。



あ、ガッキーは、美容院のことから少しずつ健人さんと仲良くなって、ついに念願の彼女さんになれたんだ。
最近は、大人しめじゃなく、クールなガッキーで通してる。
健人さんがその方が良いって言うんだって。
未だに、彼女さんになれたのは私のおかげだと言ってくれる。
本当に良い人だね。
もちろん、ガッキーとの友情も相変わらずうまくいっている。
ガッキーは、一生の友達だね。



ガッキーがいろいろ世話を焼いてくれたけど、私がズボラなせいか、ちょっとマシになった髪型や服装は、いつの間にか元に戻ってしまった。
まずは、仕事が忙しくなったからだ。
それに、高いとわかってるから、申し訳なくてガッキーの紹介してくれた美容院には行けない。
メイクはガッキーに教えてもらったけど、ひとりでやるとどうもうまくいかなくて。
そんなわけで、私はまた30点に戻ってしまった。
一時は60点くらいにはなれてたと思うんだけど。