30点でも愛されてます!

遼が淹れてくれたのは、香りの良いお茶。



「雅美……本当に可愛くなったね。」

遼がまじまじと私をみつめる。
恥ずかしいな。



「そ、そのうち、お化粧もするよ。」

「へぇ、楽しみだなぁ。」

「もうメイク道具も買ったんだよ。」

「この頃、頑張ってるんだね。」

「うん、ガッキーが少しは努力しないといけないって言ってくれて、いろいろアドバイスしてくれるんだ。
ごめんね。今まで手抜き過ぎて。」

遼は、くすりと笑った。



「僕、今までの雅美も嫌いじゃなかったよ。」

「え?そんなわけないでしょ。
見た目、かなり酷かったよね。」

「酷いってわけじゃないけど…」

遼は口篭る。
そうだよね。本人を目の前にして、本心はなかなか言えないよね。



「ねぇ、遼は私のどこが好きなの?
どうして、私なんかと付き合おうと思ったの?」

「う~ん、どこかなぁ。
多分、最初は興味本位だったと思う。
今までの僕の周りにはいないタイプだったから。」

だろうね。
明星学園は、セレブばかりが通ってたから、私みたいなタイプはきっと居なかっただろうね。



「その後は、馴染んで来たというかなんていうか。
雅美といたら、すごくリラックス出来るんだ。
それに、雅美は強いから。」

「強い?私が?」

意外なことを言われて、思わず聞き返してしまった。