30点でも愛されてます!

「とりあえずそこに座って。」

促されたのはフカフカのソファ。



「わっ!」

急に飛び出して来たのは、長い毛がもふもふのにゃんこ。

「あら、ミーシャ。だめじゃない。」

なんだか猫まで高級そうだよ。
私も子供の頃は猫が飼いたかったけど、アパートだから買えないって言われて…
なかなか切ない想いをしたもんだよ。
拾った子猫をまた空き地に返しに行くの…辛かったなぁ。
ミーシャはこんな御屋敷で飼われて幸せだね。



「お嬢様、お茶をお持ちしました。」

「ありがとう。」



お手伝いさんなのかな。
中年の女性が、紅茶と美味しそうなお菓子を持ってきてくれた。




ガッキーとは親しくさせてもらって、親友だと思ってたけど、家を見たら格差ってもなのを見せつけられたような気がした。
こんなに裕福なガッキーと、貧しい私の間に真の友情なんて成立するんだろうか?



「……マチャミ、どうかした?
もしかして、猫が嫌いなの?」

「え?ぜ、全然!
すごく綺麗な部屋だなぁって、感動してただけ。」

「そんな事ないわ。
今日はマチャミが来るから、昨日片付けたのよ。
普段はついちらかしてばかりで、しょっちゅうお母様に叱られてるのよ。」

『お母様』なんて呼んでるあたりからして、違いすぎるよね。