30点でも愛されてます!





「えっ!?
ほ、本当に…雅美?」

やまむらで買った服を着て、新しい髪型でデートに行ったら、遼は、私を見るなり予想以上に驚いてくれた。



「めちゃめちゃ可愛くなったじゃない、どうしたの?」

「ガッキーが美容院に連れて行ってくれたんだ。」

「へぇ、すごく似合ってるよ。余程、センスの良い美容師さんにやってもらったんだね。」

「うん、多分ね。」

さすがに名前は知らないからね。
店の名前も覚えてない。
でも、いかにも高級な感じのお店だったから、もしかしたら有名なお店なのかも。



「ラウレアっていうショッピングモール、知ってる?」

「ああ、もちろん知ってるよ。」

やっぱり有名なんだね。
私は、この前初めて行ったけど。



「その近くのビルにある、鏡張りのお店でね。」

「えっ!もしかして、そこってミラージュじゃないの!?」

「あぁ、言われてみれば、確かにそんな名前だったかも。」

「すごいな。岡垣さん、ミラージュの常連さんなんだね。」

遼の話によると、ミラージュは常連さんとその紹介者しか行けないらしい。
そして、そこのオーナーがカリスマと呼ばれる有名な美容師さんなんだって。
きっと、私の髪をやってくれたのは、その人だろうって遼は言った。