「折り紙できる?」
「まあ、多少…本もありますし」
「なぁ、本見て折れないってどうなのさ」
「どうって……本の言葉がわからないってことです?」
「多分……」
「もしかして希実ちゃんに?」
「うん、この間から折り紙と本を持ってきて折ってって言われるけど全くわからないんだ」
会長がシュンと頭をうなだれている。
「でも、希実ちゃんが持ってる本なら子供向けの簡単なものじゃないの?」
あ!しまった……
ますます会長の頭が下に1段階下がったのが見えた。
「でも、出来ないんだよ、だからもしよかったら火曜日の放課後、ここで一緒に折り紙を折ってほしい」
私は折り紙の本をパラパラとめくった。
「できないなら無理に折らなくても?」
「兄ちゃんは何でも出来るんだぞっていつも言ってて……
折り紙を折れなかった時に嘘つきって言われた……
可愛い希実に嘘つきって……」
会長はぽつんとひと言ずつ説明してくれ、机に頭をゴン…ゴン…とぶつける
「ち、ちょっと痛いでしょ、やめてよ」
慌てて止めた
「このデカい手で細かいことって出来る?」
「器用ならできるでしょ」
「俺は不器用…不器用」
ゴン…ゴン…
何か会長の性格
ふふっ
希実ちゃんには嫌われたくないんだね(笑)
夏鈴は一つ折ってみた
「ほら、このチューリップとか簡単じゃない?」
「……出来なかった」
そっか……
「私でよければ?……いいよ」
会長の頭が上がった
「ホント!?助かる……あっでも」
「秘密なんでしょ?」
「悪ぃ……」
「まあ、会長が折り紙を折ってるとは言えないよね(笑)」
「マジでごめん!」



