「まあね、だけど私が1番会長に近い女子生徒だとは思うわ」
髪を手でかきあげて私の方を見てきた。
う〜、会長、早く帰ってきてよ
ガラガラとドアが開いた。
「会長、副会長」
生徒会のメンバーが口を揃えて呼ぶ。
「悪ぃ、ちょっと手間取った」
肩にかけてあるブレザーを自分の椅子にかけてズボンを手ではたいている。
「今日は帰っていいぞ、明日な」
そう言うと3人はお疲れ様でしたと生徒会室から素直に出ていった。
そして、生徒会室には会長、副会長、私が残った。
「遅くなって悪ぃ」
会長は頭を下げた。
「帰ろうと思ったんですけど、引き止められてしまって……」
「まだ、時間は大丈夫か?」
「はい」
副会長に合図を送っていた。
「じゃあ、俺、帰るわ」
「あぁ、お疲れ様さん」
副会長はニコッと私に微笑んで出ていった。
選挙の時に1度見たけど名前は忘れた。
「ついて来てくれ」
荷物を取り生徒会室を出て鍵をしめた。
そして多目的室の鍵を開ける。
「入って」
私が入ると鍵を閉められた。
「え?何で鍵?」
「ああ、ごめん、誰にも入って来させたくないから……別に変なことはしないから」
「変なこと…とは?」
フッって鼻で笑われた。
私は椅子に座った。
「で、私に何の用ですか?」
「敬語じゃなくていいよ」
「でも、ほぼ初対面だから……徐々にでいいですか?」
「いいよ(笑)」
会長は私の前に座った。
「えーっと……お願いがある」
「お願い?あっ」
私は思わず口を塞いだ。
「だから敬語はいいって(笑)」
会長は鞄から折り紙の本と折り紙を出してきた。



