一色さん?も怖いけど何で会長なのに暴走族なのかもよくわかんないし……
う〜帰りたい……
早く帰ってきてよ〜
待つこと1時間
「あの、私また今度にでも……」
椅子から立ち上がると止められた。
「ダメですよ、会長の命令ですから、我々も帰すわけにはいきません」
そんなぁ……
「それじゃ、家に連絡させてください」
「どうぞ」
朝、母親には遅くなるとは言ってから家をでたのだけど……間が持たなかった。
打つふりをして暫くスマホを触っていた。
「もしかして、会長の連絡先とか知ってるんですか?」
「いえ、全く」
一色さんはほっとした表情になった。
「彼女が知ってたら会長が遅れるって連絡してるはずだろ」
「そっか、そうだよね」
今度は嬉しそうな顔に変わった。
「そうよね、私達でもプライベートの電話は知らないんだからまさかね……」
少し鼻で笑った。
「プライベート?」
「そうよ、会長は生徒会だけのスマホを持ってるのよ、私達はそれで連絡を取り合ってるの……はぁ……」
ため息をついている。
「いつになったら教えてくれるのかしら」
生徒会のスマホならずっとそのままなんじゃないのかな〜
私は言葉に出さず頭の中で考える。
「副会長しかしらないんだし、それに女嫌いの会長が一色に教えるわけないと思うよ」
私もそうだと思います。
脳内で同感した。



