待っているとドアの開く音がした。
音の方を見ると生徒会室だった。
「生徒会室に用ですか?」
生徒会役員であろう男子生徒に話しかけられた。
「いえ、会長に来るように言われて……」
「会長?……えっ、会長?」
「はい」
「ちょっと待って下さいね、まだ顔出してないので」
スマホを出して会長にかけてくれる様子だ。
繋がったようで話している。
「あの、急用が出来て少し遅くなるから生徒会室で待っててくださいとのことです」
そっか、連絡先当然知らないから仕方ないよね
「用ならまた別の日に来ます」
「いえ、会長が待ってて欲しいと言ってたので、どうぞ」
生徒会室にうながされた。
失礼しますと頭を下げて部屋に入ると
3人の生徒に見られた。
「あの女嫌いの会長が呼んだって?」
「そうなんだよ、女子生徒に用がある時は呼びに行くのは僕らの役目だったのにな」
「まあまあ、何かあるから会長が呼んだんでしょう」
1人だけ女子生徒がいて、お茶を出してくれた。
「ありがとうございます」
とても美人な人だ。
名札の色は2年で一色(いっしき)と書かれてあった。
夏鈴の正面に座る。
「で?会長に何の御用ですか?」
ニコッと彼女は微笑んだ。
どうやら、会長の事が好きなんだろうなと
女の勘
「何も聞かされてなくてですね……」
私は正直に言った。
「は?」
「あっ、本当なんです」
信じてもらえてない顔だ……



