会長は何だか暫く考えこんでいるようで……
「……あのさ」
「はい?」
「今度の火曜日の放課後って多目的室に来れる?」
「火曜日……」
「部活とかやってるか?」
「いえ、帰宅部です」
「じゃあ、来て!
おーい、希実、帰るぞ〜」
バイバイと希実ちゃんは手をふってくれて
帰っていった。
何だろ……
週が変わって火曜日の放課後
夏鈴は多目的室の前に来ていた。
ドアを開けようとすると鍵が閉まっている。
あれ?
私のクラスの方が終わるの早かったかな?
いや、でも隣のクラス賑やかだったような…
もう少し待ってみよう
夏鈴は廊下の窓から外を眺めた。
元々体育の授業は同じ時間だったけどこの前
話してから目でついつい追っていた。
どうして、私なんかに声をかけてきたんだろう……
ずっと考えていた。
もしかして、生徒会が手が足りないから手伝ってとか?
でも、保育園で手が足りないの知ってるから
違うよね…とか
話しかけられた日から会長の事が頭から離れない
いち子に話そうかと思ったけどさすがにためらった。
やっぱり引っかかるのは女嫌いってこと
女と思われてない?
そんな事はないよね
自分の体を思わず見てしまった。
ちゃんと出てるとこは出てるし
一応いち子からも羨ましがられる体型だ
もう少しだけ、もう少しだけ待とう……



