「夏休みの宿題にする?」
「え〜、折り紙の宿題?夏鈴と折るのが楽しいのにさ」
「それは……まあ嬉しいけど、夏季講習とかは?」
「行かねぇ、夏鈴は?」
「私も行かないかな、もう進路決まってるし合格圏内って先生からも言われてるから、でも朝都はここの大学じゃ物足りないんじゃないの?何になりたいのか知らないけど」
「んー、そうだな……考え中かな」
「お兄さんは外部の大学を受けたの?」
「まあな、俺はさ夏鈴の事がもっと知りたいんだよな」
まあ、確かにいつも私が質問してるような……
「だって、朝都と話始めたのこの前からだし噂と違うからホントの事が色々知りたいし」
「それは嬉しい(笑)まあこれからゆっくり話していこうな」
「……うん」
「8月の終わりに希実の誕生日があるんだよ」
「そっかー、じゃあ折り紙でケーキでも作る?」
「おっ、賛成」
指をパチンと鳴らした。
「どこで?俺ん家?夏休みは兄貴がいるけど」
「じゃあ、うちにする?」
「いいのか?」
「まあ、お母さんは保育園だし、夕方は私もお手伝いに行かなくちゃだめだけど」
「夏鈴の事もまだよく知らないな」
「お互い様だね」



