「ねぇ、もうすぐ夏休みでしょ、折り紙どうする?」
「あー、そのことなんだけど……」
「ん?」
「実はな今日で一旦できなくなるんだよ」
「え?……キスしたからもう用済みで私はまた振られるの?」
「何でだよ!振らねえし」
「だって……」
「中学の会長と一緒にするなよな、こっちは本気だ」
少し涙が出て目尻を夏鈴は拭いた。
よかった…
「何か先生の研修会があって、この教室を使うんだと」
「そうなんだ」
「まあ、先生に頼まれたら仕方ないしな」
「なに?朝都の上から目線(笑)」
「そりゃ毎回トップ成績はここで勉強してるからだしな」
「それ、学期末の試験大丈夫なの?
一学期は折り紙ばっかだけど」
「睡眠時間削って夜中にやってるから余裕」
それって希実ちゃんのお世話して族に行ってって大変なんじゃ……
「しんどかったら言ってね、お休みしてもいいんだから」
「俺の楽しみの時間だから大丈夫だよ」
朝都らは族とは名ばかりで真面目な人が多いグループらしい
補導されないように時間も守って走っていると話してくれた。
折り紙をしながら少しずつ朝都は話してくれていた。
お兄さんが20歳なった時に総長を継いだ事
成人が早くなったから自分の総長は秋までと
いうこと
解散するかは秋に決めると言っていた。



