「ほら、偉いじゃんか」
朝都は頭をなでてくれた。
「男って独占欲強いからさ、先の事も考えちまうんだよなー、でもそれは夏鈴の事が好きだからだぜ、
別に体で選んだ訳じゃない、元彼も体を目当てで最初から付き合った訳じゃないと思うぞ、好きになった女が可愛くて、スタイルも抜群だっただけだ」
夏鈴の顔からはまた涙が出ていた。
「夏鈴は意外と泣き虫だなぁ(笑)」
「わかんないの、自分の気持ちが……
ぐちゃぐちゃだよ」
朝都の胸にまた顔をつけた。
朝都の背中に夏鈴の腕が回されてくる。
……これは抱きついてくれた夏鈴に俺はいくべきなのか?
止めるべきなのか?
女心が全くわからないんだが……
しばらく2人は固まったままだった。
えーと、どうするかな
朝都は夏鈴の頭を軽くなでる
「……東条くん」
「何?」
呼ばれたものの何も言ってこない
「……て」
「え?」
よく聞こえなかった朝都は今より少し近づいた。
「キス……して」
「は?えっ、いい……のか?」
コクンと頷いた。
「昨日……嫌じゃなかった」
朝都は夏鈴の体を少し自分から離した。
「最初に言っておく、今日は最後まではしねえ、
その代わり夏鈴の不安が吹っ飛ぶまで沢山キスする
いいか?」
もう一度夏鈴は頷いた。



