ブォンとバイクの止まる音がして夏鈴は目が覚めた。
バイクの音だ、もしかして東条くん?
枕元の携帯を見た。
LINEが入ってる……
夏鈴はベッドから起き上がった。
下に降りて玄関を開けると電話が鳴った。
「もしもし(笑)」
「おっ」
朝都は電話を切った。
「今起きた、LINE見てなくてごめんね」
「いや、俺こそごめん」
「ん?何で?」
「風邪だよな、昨日寒かっただろ」
「昨日お風呂にもゆっくり入ったんだよ、でも朝起きたら熱があって……」
「今熱は?」
夏鈴のおでこに手を当てた。
「今は少し楽だからさがってるでしょ」
「おう、今はないみたいだけど……」
朝都は手を離すと少し離れた
「その格好はちょっと……」
「え?」
Tシャツに短パンだったが夏鈴も無意識にそのまま出てきてしまいノーブラで体のラインが出るフィットした生地だった。
朝都は目を反らせた。
「あー、えーと、少しだけ上がってもいいか?話がある」
「うん、わかった、どうぞ」
朝都をリビングに通してから夏鈴は
「着替えてくるからちょっと待ってて」
そう告げると2階に上がって行った。
「はぁ〜、くそ可愛い」
心の声が漏れた。



