「明日から彼女にどう接するの?」
「普通通りかな」
「へぇ、意外……」
「まあ、秋の文化祭が終わると生徒会も引退になる、それまでは今までのメンバーでやりたい
あいつも仕事はちゃんとしてくれるしな」
「それは東条くんのためだからよ」
「そうだとしても手が足りなくなるのはきつい」
「まあそれなら……」
私には生徒会は関係ないしね
クシュン!またくしゃみが出た。
少し寒くなってきたかな
制服のままだし
「夏鈴、少しの間ここで待てるか?」
「うん、どれくらい?」
「10分くらいかな」
「いいよ」
東条くんは防波堤から軽くジャンプして降りると走って行ってしまった。
「あぁ、くそ!ここもない」
朝都は自販機で温かい飲み物を探していた。
コンビニまで行かないとないかな……
でもそうすると遅くなる。
走って近くのガレージを開けた。
ここは族の溜まり場で、何か服は置いてなかったかなと立ち寄ってみた。
遠くからバイクの音が近づいてきて
近くで止まった。
「あれ、朝都のバイクじゃん」
海を見ていた夏鈴は声のする方へ振り向いた。
「……副会長さん」
「そっ、俺は白木悟(しらきさとる)、F組だよ」
F組か……校舎が違うから知らなかったんだ。



