「何でこの教室を借りてるの?」
「んー、頭を使うと1人の時間がちょっと必要になってくるんだ、帰ると希実の世話するし」
「お風呂とか入れるの?」
「もちろん、その後に族の集会にでたり」
噂は本当だったんだ……
「学校でも色々考えることがあるだろ?
火曜日は母親が休みだから希実の世話は母親がするからここで少し自分の時間を作ってる
特に試験前は勉強したりな」
「何でそんな忙しいのに東条くんはトップの成績なの?」
「集中力かな、呼び方変わった(笑)」
朝都って呼べよと言われたが
つい呼んでしまうといけないからと
東条くんと呼ぶことにした。
「質問ついでだけどさ、東条くんて人気あるのに女嫌いって本当?」
「んーめんどい……」
「めんどい?女がってこと?」
「俺だって普通の高校生だから女に興味が無いわけではないんだよ」
「じゃあ、女は好き?」
「まあ、人並みに(笑)だな、話しだしたら質問攻めかよ」
「あっ、ごめん」
「夏鈴はちゃんと会話になって聞いてくれるから大丈夫……
しつこいのがダメ、あと……」
急に話さなくなった。
「無理しなくていいよ」
「んー中学の時、俺と仲良く話してたら他の女に色々言われたみたいで……可哀想じゃん」
「モテたんだね」
「……どうだろ」
東条くんは少し遠くを見つめた。
何かあったんだね
だから女嫌いの噂を違うって言わないんだ。



