スーパー銭湯にやって来た。
私とママ、そして優くんのお母さんの3人は、先にパパに送ってもらった。
パパはもう一度、家に戻り、優くんとお兄ちゃんを車に乗せてやって来る。
きっと、女性陣の方が時間がかかるからという配慮だと思う。
お言葉に甘え、先に入店する。
そして、女湯に入るのだが、前もって男性陣との待ち合わせ場所、リラックスルームだと決めておく。
そして、入浴。
たまに家族で来るけれど、やはり慣れない。
一応、年頃の娘ですから。
さらに今夜は湯くんのお母さんも一緒だから緊張する。
確かに、家族連れらしき同じ年頃の子もちらほら見かけるけど、それはそれで同じ学校の子だったら、ちょっと恥ずかしい。
それも同級生なら尚更だ。
ま、お風呂の種類はたくさんあるし、私もそうだけど、周りを見渡すことも、他の人の身体をマジマジと見ることもしないなら大丈夫なはず。
とにかく、髪や身体を洗い、湯船に浸かろう。
せっかく、いろんな種類のお風呂があるのだし、湯船だって大きいのだから。
と思ったら、いきなり「あんたも来る?」
軽く身体を洗い、髪を束ねたママがサウナを指差す。
「私はいいわ」
「そう」
「じゃあ、ママたちはあそこにいるから」と、ママと優くんのお母さんは気合いを入れてサウナに入って行った。
お肌の新陳代謝の促進?
なんて、言ったらヤバイだろうなぁ。
私も身体を軽く洗い、大きな湯船に入る。
気持ちいい。
全身を大の字にしても余裕がある。
すると対面の辺りから、半分泳ぎながら近づく人が…
「あ、やっぱり、晴良ちゃんだ」
私は湯気の間から見覚えのある顔を確認した。
「悠実ちゃん」
「晴良ちゃんちも、こういうところ来るんだね」
「悠実ちゃんちも?」
「うん。家族のみんながスーパー銭湯好きだから」
わかんないことない。
確かに、スーパー銭湯は楽しい。
学校で会う時は、制服だし、体操服の時もある。さらに私服で会ったこともある。
しかし、今は…
どうしても…目のやり場に困る。
でも、さすが、スーパー銭湯が好きな家族だけある。きっと頻繁に来てるのだろう。
全裸であることに動じていない。
もちろん、大浴場ではタオルをお湯に浸けるのはマナー違反だ。
タオルは浴槽の縁に置いてある。
湯面がゆらゆら揺れて、はっきり身相手の身体が見えるわけでは無いが、見えないわけでもない。
私は頑張って、肩まで湯船に浸かって、首より下はせめて湯の中に隠す。
でも、悠実ちゃんは隣で上下に身体を動かすから、私の顔にお湯はかかるわ、悠実ちゃんの身体が見えるわで…
とりあえず、胸は私の方がある。
「あれ?晴良ちゃん、ひとり?」
「ううん。ママとママの知り合い、今、サウナ」
「うちんどこと同じやね。ママとお姉ちゃん、サウナ入っとる」
「そうなんだ」
二人はサウナのある方を見て、
「あのサウナ、そんなに大きいの?」
「ううん。私、入ったことあるけど、7人位しか入れんと思う」
「じゃあ、うちんちと悠実ちゃんちだけだったりしてね」
「それ、笑える。ねぇ、あっちの露天風呂行こうよ」
「うん」
私たちは大浴場を出て、ガラス戸になった向こう側にある露天風呂…
悠実ちゃんは、タオルで身体を押さえていてもほとんど隠れていない。
だから、露天風呂までの移動が素早い。
「ふぅ、気持ちいい」
露天風呂は内風呂と違い、外気に当たる分、違った気持ち良さがある。
「ここのスーパー銭湯、月に3回ぐらい来るんだよね」
「いいなぁ」
とりあえず、こう返事した。
ま、よく考えてみれば、江南市に唯一あるスーパー銭湯。土日なら、同じ学校の誰にあってもおかしくないかぁ。
「晴良ちゃんもよく来るの?」
「ううん。今日はママの知り合いが来たからうちの家のお風呂じゃ狭いし…みたいな」
「そうなんだ」
ふたりは露天風呂でくつろぐ。
そう。
隣でお湯につかっているのは悠実ちゃん。
同じ中学校で小学校も同じ。
クラスは今は違うけど、小学校の時は6年間同じクラスだった。
部活はソフトテニス部。
今も、腕や太ももにくっきりと日焼け跡がある。
私とママ、そして優くんのお母さんの3人は、先にパパに送ってもらった。
パパはもう一度、家に戻り、優くんとお兄ちゃんを車に乗せてやって来る。
きっと、女性陣の方が時間がかかるからという配慮だと思う。
お言葉に甘え、先に入店する。
そして、女湯に入るのだが、前もって男性陣との待ち合わせ場所、リラックスルームだと決めておく。
そして、入浴。
たまに家族で来るけれど、やはり慣れない。
一応、年頃の娘ですから。
さらに今夜は湯くんのお母さんも一緒だから緊張する。
確かに、家族連れらしき同じ年頃の子もちらほら見かけるけど、それはそれで同じ学校の子だったら、ちょっと恥ずかしい。
それも同級生なら尚更だ。
ま、お風呂の種類はたくさんあるし、私もそうだけど、周りを見渡すことも、他の人の身体をマジマジと見ることもしないなら大丈夫なはず。
とにかく、髪や身体を洗い、湯船に浸かろう。
せっかく、いろんな種類のお風呂があるのだし、湯船だって大きいのだから。
と思ったら、いきなり「あんたも来る?」
軽く身体を洗い、髪を束ねたママがサウナを指差す。
「私はいいわ」
「そう」
「じゃあ、ママたちはあそこにいるから」と、ママと優くんのお母さんは気合いを入れてサウナに入って行った。
お肌の新陳代謝の促進?
なんて、言ったらヤバイだろうなぁ。
私も身体を軽く洗い、大きな湯船に入る。
気持ちいい。
全身を大の字にしても余裕がある。
すると対面の辺りから、半分泳ぎながら近づく人が…
「あ、やっぱり、晴良ちゃんだ」
私は湯気の間から見覚えのある顔を確認した。
「悠実ちゃん」
「晴良ちゃんちも、こういうところ来るんだね」
「悠実ちゃんちも?」
「うん。家族のみんながスーパー銭湯好きだから」
わかんないことない。
確かに、スーパー銭湯は楽しい。
学校で会う時は、制服だし、体操服の時もある。さらに私服で会ったこともある。
しかし、今は…
どうしても…目のやり場に困る。
でも、さすが、スーパー銭湯が好きな家族だけある。きっと頻繁に来てるのだろう。
全裸であることに動じていない。
もちろん、大浴場ではタオルをお湯に浸けるのはマナー違反だ。
タオルは浴槽の縁に置いてある。
湯面がゆらゆら揺れて、はっきり身相手の身体が見えるわけでは無いが、見えないわけでもない。
私は頑張って、肩まで湯船に浸かって、首より下はせめて湯の中に隠す。
でも、悠実ちゃんは隣で上下に身体を動かすから、私の顔にお湯はかかるわ、悠実ちゃんの身体が見えるわで…
とりあえず、胸は私の方がある。
「あれ?晴良ちゃん、ひとり?」
「ううん。ママとママの知り合い、今、サウナ」
「うちんどこと同じやね。ママとお姉ちゃん、サウナ入っとる」
「そうなんだ」
二人はサウナのある方を見て、
「あのサウナ、そんなに大きいの?」
「ううん。私、入ったことあるけど、7人位しか入れんと思う」
「じゃあ、うちんちと悠実ちゃんちだけだったりしてね」
「それ、笑える。ねぇ、あっちの露天風呂行こうよ」
「うん」
私たちは大浴場を出て、ガラス戸になった向こう側にある露天風呂…
悠実ちゃんは、タオルで身体を押さえていてもほとんど隠れていない。
だから、露天風呂までの移動が素早い。
「ふぅ、気持ちいい」
露天風呂は内風呂と違い、外気に当たる分、違った気持ち良さがある。
「ここのスーパー銭湯、月に3回ぐらい来るんだよね」
「いいなぁ」
とりあえず、こう返事した。
ま、よく考えてみれば、江南市に唯一あるスーパー銭湯。土日なら、同じ学校の誰にあってもおかしくないかぁ。
「晴良ちゃんもよく来るの?」
「ううん。今日はママの知り合いが来たからうちの家のお風呂じゃ狭いし…みたいな」
「そうなんだ」
ふたりは露天風呂でくつろぐ。
そう。
隣でお湯につかっているのは悠実ちゃん。
同じ中学校で小学校も同じ。
クラスは今は違うけど、小学校の時は6年間同じクラスだった。
部活はソフトテニス部。
今も、腕や太ももにくっきりと日焼け跡がある。
