愛side

それから恋たちの宿泊研修が終わり私も無事退院することができ、今日から復帰した。

「はぁ。緊張する」

教室の扉の前でため息をつく私の頭の上に手が置かれた。

「よぉ。退院おめでとう。中入れよ」

「めっ珍しいじゃん。朝早いんだね」

「お前に会いたかったからな」

その一言で私の胸がドキドキする

「行くかぁ。」

私は意を決して扉を開く。

中に入るとパーンと乾いた音が鳴り響く

「愛退院おめでとう」

クラスのみんなや担任が教室で私を迎え入れてくれた。

「あっありがとう」

私が涙ながらに呟くと

「やっとクラス全員揃ったな」
隣で恋が呟く。

「早く早く!!みんな待ってたんだから」

親友の鈴が私を呼ぶ