苦手な彼は私の王子様

「委員長退院できそうなの?」

「わっかんね。でも退院出来ないと退学になるっぽい」

「まじかよ?寂しいじゃん。」

「別に。」

健人と愛の話をしていると宿舎にたどり着いた。

「よーし。とりあえずこの後はこの辺散策するから荷物片付けたら集合しろー。」

担任の声で俺たちは一旦解散した。

「恋と同じ部屋とかまじ最高!」

隣で健人が嬉しそうにピースしてくる。

「散策とか気分じゃねー。」

俺は健人に呟く

「わかるわ。でも恋が委員長代理なんだからさぼれねーだろ?」

「まーな。 とりあえず荷物片付けっか」

荷物をまとめつつもってたスマホを開いてみる