愛side

「ママ起きて!さっきのお話の続きは?」

うたた寝する私の横で愛おしい娘が私を起こしてくる。

「ごめんね。ママ寝ちゃってた。」

「もー。昔話の続き!教えてよー。」

可愛い娘が必死に起こしてくるので少し眠たいが起きることにする。

「そうだね。ちょっとまってね。」

娘がお昼寝してくれるかと思いきや自分が寝てたなんて。


私は咲坂愛。新米ママであり日々子育て奮闘中。

隣で騒いでるいるのは、私と大切な人の間に出来たものすごく大切な一人娘の花。

「ねぇ。ママさっきからぶちゅぶちゅ何喋ってるの?」

まずい私の独り言が聞こえてしまった。

「ううん。気にしなくていいんだよ」