「ということで、皆宜しく頼むなっ。」

「え、えっ!?」

「まじで!?」

「やばい、まじでかっこいい。」

「これ聞いちゃってよかったのか?
この学校結構危なくなってないか?」

などなど、色々な声があがった。
幼馴染みの方を見てみると、これにはさすがに驚いたらしい。
呆然としている。そりゃそうだよね。
幼馴染みの五つ子が引っ越ししていったと思ったら日本屈指の暴走族の次期ロイヤルになってたんだもんね。
あ、ロイヤルっていうのは幹部の上で、総長を取り巻く各隊の隊長達の事だよ。
その代によって人数は変わるんだ。
え?でも、花園にはいつ、、、?
だってその時にはすでに私は、、、。
こんなことを考えていた私に、いやクラス全体にまたまた爆弾が投下された。

「っていうかぁ~、センセーは次期ロイヤルにむかってそんな口きいていいんすか?」

アハハ。これには渇いた笑いしか出てこない。やばいよ。陣兄の地雷、、、。

「あ?なめてんの?
こんな奴らミジンコ以下だけど?
だって俺、元ロイヤルだし。」

あちゃー。暴露しちゃったよ。
この学校終わったんじゃ、、、?

『はぁぁぁーーーーー!?』

クラス全体の大悲鳴。もうこりゃだめだわ。


こうして五つ子の転校も無事(?)に終わり、これから夢の学園生活!!だと思ってたんだけど、、、。

「おりゃあーーー!!!」
バキ。ドス。グチャ。

そこかしこが血祭りになっている。
うん、どうしてこうなった!?

黒幕迫る最高(な訳あるか!)の体育祭が今、幕を開ける!!