姫乃視点

「姫様、どうされたのですか!」

「あの教師と面識があったようですが、、。」

幼馴染みたちが心配してる。
ど、どうしよう。あの時の事は言えないし。

「えっと、いろいろあったの。
君達が私のもとから去っていた三年間で。」

そう、私の幼馴染みたちは小学一年から三年生まで留学や修行などで日本を離れていた。
よりによってその時に、悪夢はおきてしまったのだ。
後悔してもしきれない、最低最悪の悪夢が。

「分かりました。悔しいですが、俺たちがする事は今までと同じです。

 姫様、貴方を全力で守るだけです。」

「えっ!何があったか聞かないの?
それに、悔しいって何、、、、、?」

「そんなの決まっているでしょう。
俺たちは一番姫様のこと分かっているんですから。」

「そんな、、。だって私は、みんなを遠ざけて何も聞かせなかったのに。そんなの信用してないって言ってるようなものじゃない。怒っていいのに、、。なんで、、、、。」

『いいんです、俺たちは姫様の事を信じていますから。』

「本当、バカだよ。」




私はなんて幸せなんだろう。
ありがとう、私の騎士。