「おはよう!香織」

 「おはよう。凛ちゃん」

 私たちは教室に向かう。そんな時…

 「生徒会長と副会長だ…かっこいい」
 
 周りからそんな声が響く

 「すごいね。凛ちゃん…あれ凛ちゃんは?」

 「さっき、猛スピード生徒会のところにいった」

 「えっ、本当?」
 
 私は、生徒会のところに向かった

 「翔先輩!今日、生徒会見学に行ってもいいですか?」

 目の前に生徒会副会長に話しかけている親友がいる…

 「いいよー!でも、今日は部活の手伝いがあるから…んー…」

 「おい、翔!あんまり女子にかまうな」

 「えー、なんだよ。楓《かえで》、いいじゃん…明日ならいいよ」

 「じゃあ、明日、伺います。失礼します」

 「バイバーイ」

 「こーら…まったく」

 …凛ちゃん…というか、金井先輩って、チャラい…

 「ねぇ、香織!明日、生徒会いこう!」

 「うん…いいよ」

 凛ちゃんが、幸せそうならいいかな…小野《おの》会長…金井《かねい》先輩にはあたりがきついんだ