作業も終わり、帰る時間になった
 凛ちゃんから先帰るって、連絡来てる

 「遅くまで、お疲れ…」

 「小野会長もお疲れ様です」

 「…帰り道一緒だろ」

 「はい…」

 「じゃあ、一緒に帰るか」

 …会長と一緒に帰ることになった…会話ないよな

 「あの…会長は外面いいですよね」

 「…2日しかかかわってないのに、よく言えるな」

 「私と話してる時と、皆さんと話してるのが違いすぎて…」

 「ストーカーちゃんはよく見てるな」

 そういい、笑いながら私の頭をポンとたたいた…ていうか、ストーカーじゃない

 「ストーカーじゃないです」

 「…生徒会の手伝いする気ないか?」

 「…えっ…」

 「はっ、いや、何でもない」

 会長は自分の言ったことに驚いていた

 「たまにならいいですよ。部活もやってないですし」

 「そうか…わかった。じゃあ、またお願いする」

 そんな会話をして、あっという間に会長のアパートの前…

 「女の子、1人だと危ないから、家まで送る」

 「悪いです。会長…一人で帰れます」

 「送ってく…あと、その会長ってやめろ」

 「じゃあ、小野先輩…」

 「それでいい。木島さん。家まで送ろう」

 すごく笑顔だけど、オーラがすごい…この有無を言わさない笑顔…