私はママから龍のある病院を聞いて走ってそこに向かった。


これから学校と言うことは忘れていた。


ただがむしゃらに制服で走った。


途中変な目でも見られたけどそんなの気にせずに走った。


龍はこの地区の大きい病院にいるそう。


ここからは車で20分かからないぐらい。



はぁーはぁー


ママが車乗せるって言った時には私は走り出していた。


今になって後悔する。


車で行けばよかったって…


着いた…!


私は病院の入り口の前で呼吸を整えて中に入った。


受付の人に名前とお見舞いの人の名前を言ったら確認すると言われたから病院の受付待合室で待ってることに。


ママからちゃんと聞いてないから、龍がどんな状態か知らない…。


軽い怪我かもしれない…


でも、昨日運ばれて、今龍の家には誰もいないんだよ…


龍…


「春野さん」


「あっ、はい!」