柚斗くんについて行くと、

そこは学校の校舎の裏の草むら。

「く、草すごいね…」


「ねーほんとだよ!僕毎日ここ来るの大変なんだから!」

と、言いながら慣れているように足を動かす。


そんな柚斗くんの後ろをおぼつかない足を動かす。

すると、草むらだった校舎の裏側でちょとだけ草が生えてないところがあった。

そこにはダンボールがあり。

そのなかには小さな猫がいた。

猫は小さくてまだ子供かな?

白色でふわふわしている。(触ってないけど…)


その猫は結斗くんが撫でると気持ち良さそうにニャーとないた。

「柚斗くん。この猫どうしたの?」

「んー。拾ったんだ。お母さんが猫アレルギーで家じゃ飼えないから。」

「そうなんだ…触ってもいい?」

私は恐る恐る小さい猫を触った。


私が予想していたよりもフワフワしていて可愛かった。