小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について

私達の番は終わり次は風条くんがでる男子借り物競争。


がんばれ。風条くん!


恥ずかしながらも…唯一の友達
(李由の中では龍は好きな人。友達とは違うみたい…)


友達だし応援しなきゃね!

「がんばって!風条くん!」

と、言うとヒラヒラと手をふってくれた。

だから、私も風条くんに手をふった。


すると、後ろから龍が、
「さっきだれに手ふったの?」

と聞いてきた。

ドキッ

顔…近い

「風条くんだよ…?」


「ふーん。好きなの?」


え!誰が!誰のことを?!


「?」

私が首をかしげていると

「あーもう!」

と、言いながら頭を強くかく龍。


りゅ、龍。


お、怒ってる?!

「李由が、風条のことをだよ!」



「…はえ?!」

な、なに言ってんの!