「ないって!体育祭の時も言ったじゃん」

「いやーでもさ、気持ちは変わるかもしれないじゃん?」


……気持ちは変わる、ね…


そんなことを話しているうちにコーヒーカップについた。

「乗ろっか」

「うん!!」



「うっ、李由…回しすぎ…」

「わっ、ごめん…」

はしゃぎすぎて私はコーヒーカップについてるハンドルをすごい回してしまった。

多分お客さんの中で1番だと思う。

「…だ、大丈夫。」

私たちはコーヒーカップの近くにあったベンチに座った。

すると、龍が私の太ももの頭をのせた。

へぇっ!

こ、こ、これは…

も、もしかして…

膝枕というやつでは?!!!

「気持ち悪い…ちょっとこのままにして」

「…う、うん」

恥ずかしい…

でも、龍がこうなったのは私のせいだし…