小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について

「ねぇ。李由ちゃん。」

「……えっ、」

ぼーとしてた…

だから前にいた風条くんに気づかなかった。

「あっ、風条くん。どうしたの?」

「いーや、なんかぼーとしてるみたいだったから」

「話なら聞くから。今はさ、楽しもう?」

……そうだよね

「うん!」

あずほちゃんと龍が言った方に目を向けるとあずほちゃんと龍はいなかった。

でも、気にしてたら楽しめない!


「李由ちゃん泳げないの?」

「うん…」

だから私は浮き輪でぷかぷか浮かぶだけ。

すると、浮き輪の持ち手の部分を風条くんがもって引っ張った。

「わっ!」

冬条くんは浮き輪の持ち手を掴みながら泳いでいた。

そうすることによって私もすごい速さで移動した。

「楽しいね!」

楽しいーー!!!

「…っ、うん。」

風条くん…顔赤いけど大丈夫かな?

熱中症じゃなきゃいいけど