小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について

海に着いたら特に先生の話があるわけでもなく、すぐに班行動だった。


「李由。転ぶなよ」

「わかってるって〜…わっ」

龍に言われた側から私は何もないところでつまづいた。

恥ずかしい〜…

そして、絶対…痛い…


「あぶなっ、」

すると、龍が支えてくれて顔面を砂浜につけることはなかった。


「龍?!ありがとっ!!」

「ん。気をつけろよ」

と、言って私の頭をヨシヨシした。


…っ…////

恥ずかしい…


すると…

後ろから抱きつかれた。

「ねぇー。李由ちゃん。それは…わざと?」

いつもの声ではなかった。


「……っ」

私は下唇を噛んだ。


「りゅ、龍…私あずほちゃんと着替えてくるね!」

「ん。俺も着替えてくる。」


「行こっか!」

なんて、いつもの笑顔に戻るあずほちゃん。