ちょっとお昼を過ぎた頃だからか
割と食堂は空いていた。




メニューチケットの渡し口に
愛しの彼女はいた。



1ヶ月ぶりに見る凛花さんは
相変わらず綺麗で
ずっと見ていたい気になる。


「お疲れ様でーす。」


とメンバーが挨拶しながら
メニューチケットを渡していく中、
俺の番が来た。


「お疲れ様です。....ひさしぶり。」


周りにはメンバー以外のスタッフもいるから
バレないようにと、
小さく声をかける。



凛花さんはゆっくりと顔をあげ、



「あ、久しぶり...お預かりします。」


と、どことなく照れたような表情で
チケットを受け取った。