「…俺、森本のこと好きだ。」
伏せ目がちだった晴人くんの目にしっかり捉えられた。
熱のある熱い瞳。揺れることはなく真っ直ぐ見つめられる。
その言葉と目に心が騒ぎ出す。
「本当に…っ?」
夢じゃないっ?
「ああ。」
今まで見たことのないような柔らかい笑顔で笑うから、
「うわぁあ。嬉しいよおおお。」
どうしても勝手に涙が溢れてきて、どうしようもなくなった。
「ふっ、かわいい」
「え!?え!?可愛いって言ったよね!もう一回言って!!」
こんな言葉晴人くんからは絶対に貰えることがないと思っていた。
路地裏だろうがなんだろうがキラキラ輝き出す世界。
「…言わない。」
真っ赤な顔をして逸らされたけど、全てが愛おしい。
「ふふ、」
言わないって言いながらも、ゆっくり体を引き寄せて抱きしめてくれた。



