推しとか恋とか青春とか。

もっと早くからそうしていれば良かった。



「ゆにの手小さい。可愛い〜」


「そうかな?普通だと思うけど?」



わたしの手を取った真留君はなぜか嬉しそうにしていて、そんな姿にわたしも嬉しくなる。


真留君の手、意外と大きいんだな〜。


可愛いくせにこういうところはしっかり男なんだもん…


このギャップはズルいな。


ってことは、やっぱり脱いだらすごいんじゃないかな…?


なんてことを思える程、余裕が出てきた。



「ね、ゆに。僕たち今だけ恋人同士だね」



と笑った真留君にドキッとする。


確かに側から見れば、完全にカップルに見えるよね?


でも、…



「わたしは別にそう思われても問題ないよ?むしろ、真留君の彼女なんて鼻が高いよ」


「……ゆにはそうやって不意打ち言うから油断出来ないよ」