推しとか恋とか青春とか。

「行こ?」



そう言って笑った真留君の笑顔はいつもと変わらなくて、それだけに安心する。


とりあえずいつものように真留君の隣を歩くけど、今日はやけに周りの視線が痛い気がする。


みんな真留君を見てるから…


……っはぁ。


もっと可愛く化粧すれば良かった、と大後悔。



「今日のゆに、やけに静かだね?」



そう言って顔を覗いてくる瞳にも雄感が見えるから調子狂う。


今日の真留君は男すぎて困る!



「ゆに?、」



返事をしないでいると、足を止めた真留君。



「…体調悪いの?それとも僕とのお祭りが嫌になった?」


「っ、ううん!体調も悪くないし、真留君とのお祭りも楽しみだよ?」


「…じゃ、いつもみたいに笑ってほしいな。」