推しとか恋とか青春とか。

「…ん。それならオッケー」



紗枝の言葉に真留君と顔を見合わせ喜び合う。


これで一つ予定が入った!


わぁ〜、絶対楽しい夏休みだっ!



「でも、ちゃんと夏休みの課題もするんだよ?」



っ、……紗枝らしいな〜…


今の言葉で一気にテンション下げられた。


確かに課題の量が半端なかったんだよな〜。


とても1人じゃ終わらせられそうにないレベルだった。


……でもでもでもでも、そんな時の〜…



「まーる君っ♪」



だよね。


満面の笑みを向けると、ふんわり微笑んでくれた。


その顔はもう言わなくても分かってるやつだ。


数学で満点を取った真留君さえ味方にしていれば、課題なんて怖いものなし!