推しとか恋とか青春とか。

「…でも、がっくんはゆにに気があると思うよ。僕の勘がそう言ってる」


「っえぇぇ!?ないない。真留君の勘は見事に外れてるね」


「……じゃ、夏祭り誘ってみたら?」


「え?…」


「ゆにに気があるなら一緒に行ってくれるはずだから」



っ、……そう、かな?でも、ぬけがけルール…


それに、お祭りは真留君と行くつもりでいたから…


真留君にそんなこと言われるとは思ってなかったからか、胸のずっと奥のほうが痛む。



「真留君は?そうなったらお祭り誰と行くの?」


「僕は紗枝を誘ってみるよ」


「紗枝……そっか。」



あぁ、なんだろう?…スッキリしないこの感じ。


そもそも学君とお祭りなんて絶対行けない。


まず想像すらつかないし、お祭りとなると学校の子たちも来る訳で、ぬけがけを見せつけることになるじゃん。