推しとか恋とか青春とか。

……頑張らないと!


学君の貴重な時間を奪った代償はテストで良い点数を取る!


これだよね。


今は推しがどうとか、緊張とか集中とか、そんなことどうでもいい。


この問題を解いて、1分でも早く学君に時間を返さないと。


ペンを握り、問題を解いていくこと数分…



「学君、解けた」



ノートを差し出すと、すぐに目を通してくれた。



「…彼方もやれば出来るじゃん。正解してる」


「っ、ほんとっ!?ヤッター!嬉しい!」



数学が解けるってこんなに感動するんだ?楽しいんだ?


…あ〜良かったぁぁ。


問題が解けたはいいけど、答えに全く自信がなかったからこれは嬉しい。


それもこれも全て学君のおかげだ。