推しとか恋とか青春とか。

真留君のその言葉にもう少しだけ残って行くことに決めた。


その間、隣で真留君も勉強に励んでいた。



「あ、雨…やっぱり降ってきちゃったね」



気づくと土砂降りに…


多分夕立だろうからすぐに止むとは思うけど、さすがにこの雨の中帰る勇気はない。


そんなことを思いながら外を眺めていると、真留君も同じように外に視線を向けていた。



「真留君、帰らなくて良かったの?無理に合わせてくれなくていいよ?帰りたい時は先に帰って?」



そう声を掛けると、窓から向いた視線と絡む。



「僕の時間はゆにの為にあるようなものだからね。気にしないで?それより数式暗記できそう?」


「あぁ、うん。なんとかね。これ以上学君にばかって思われたくないから何がなんでも覚えるつもり」


「ゆにがやる気になってくれて良かった。僕の案もたまには役に立つことが分かったよ」



と微笑んだ可愛い顔に、自然と口角が上がる。


真留君の笑顔はほんとに可愛いな〜。