「ゆにぃぃぃ!!」



とほぼ叫びに近い声で駆け寄ってきた朱里はそのままわたしに勢いよく抱きついてきた。



「朱里、もしかして…?」


「うんっうんっ!オッケー貰えたぁぁ!」


「うっそ!?ほんとに!?えぇ〜良かったねぇ!おめでとう!!」



嬉しさのあまり、朱里の背中をバシバシ叩くと、「痛いぃ」と離れられた。


いや、でもほんとにすごい!


そして、嬉しいぃぃ〜!!



「もう全部ゆにのおかげ!本当にありがとう」


「わたしは何も…朱里の猛アタックが効いたんだよ」



朱里は今日、池田君に告白をした。


そしてこの通り、告白の返事はオッケーだったみたい。


朱里のこと、これまで背中を押してきたけど、もしも…の場合、どう声を掛ければいいのか不安だった。


だから、池田君がオッケーしてくれて良かった。