推しとか恋とか青春とか。

「あ、紫波君達だよ」



朱里の視線先を辿ると、バスケのユニフォームを着た真留君達の姿が見えた。


っ、………似合ってる…


ユニフォーム、すごくすごく似合ってるよ。



「わぁ!今日の紫波君、一段とかっこいいね」


「…だね。」


「ゆに、もしかして嫉妬?」



…っはぁ…嫉妬だ、嫉妬。


真留君達の姿が見えた瞬間から、体育館の中は歓声がすごい。


その歓声に嫉妬ってやつ。


…別にいいけど。



「ふふ。ゆに可愛いぃ。紫波君がべた惚れな訳だ」


「………。」


「今日はゆにの為に頑張るって言ってたし、ゆには幸せ者だね」


「…うん。わたしは幸せ者だと思う。あんなにかっこよくて可愛くて優しい人が彼氏だもん。幸せ者だよね」


「うん。あ、そろそろ始まるみたい。応援しなきゃだね」