推しとか恋とか青春とか。

朱里にエールを送られ、無我夢中で走る。


一つ一つの障害物が非常にめんどくさいけど、それが障害物競走であって、わたしが選んだ種目。


この際、もう順位なんてどうでもいい。


とりあえずゴールさえすればそれで!


という気持ちで飴玉が眠るボールに顔を突っ込む。


小麦粉め……普段は小麦粉料理に感謝してるけど、今だけは憎い…憎いぞ!小麦粉!!


…あ、見つけた…!!


飴玉を咥え、次の障害物に挑む。


そして、最後に残る障害物……パンだ。


それなりに良い高さにぶら下がるパンに齧りつきたいのに届かない。


歯がゆい!!!あと少しなのにっ。


うぅ〜、小麦粉ぉぉぉ!!


体力的にもそろそろ限界が……


最後の力を振り絞り、精一杯ジャンプをすると、パンに齧りつくことが出来、そのままゴールまで走り抜けた。


っふぅ…疲れたぁぁ…


……わたしの体力は皆無かも。


でも、意外にも順位は2位をおさめていた。