推しとか恋とか青春とか。

ゴールデンウィークが明け、1ヶ月もしないうちにやってきたスポーツ大会日。



「出来たよ、ゆに。」



そう言って、ポンと肩を叩いたのは朱里。


机の上に置かれた鏡を持つと、髪型を覗いて見る。



「可愛い!ありがとう朱里」


「ゆにって髪綺麗だよね。羨ましい〜。お団子ヘアもすっごく似合ってる。紫波君が惚れ直すかもね」


「えへへ♪そうかな?」



ともう一度鏡を覗き込む。


動きやすく、そして暑くないように、朱里にお団子ヘアにしてもらったんだけど、器用な朱里に頼んで正解だった。


わたし好みのお団子ヘアだ。


…可愛い、って真留君思ってくれるかな?



「そろそろ行こっか。ゆに、障害物競走だったよね?」


「うんっ」



そう、わたしが唯一参加する競技…