推しとか恋とか青春とか。

「や、なんかそんな感じがするんだよね。ゆに達見てると」


「…そんな風に見えてるんだ?」


「だから、2人の間には誰も入れない気がする」



そう言って優しく笑った朱里に笑い返すと、小さくため息をつかれた。



「何か悩んでる?もしかして、例の4組の人?」


「あぁ〜…ま、うん…さっきね、4組の前通った時にチラッと覗いたんだけど、女の子と楽しそうに話してた」


「でも、それは誰にでもあり得るよ?真留君だってそうだし」


「うん、分かってる。でも、彼がこれまで女の子と話してるところをあまり見掛けなかったから、今日の衝撃は結構きちゃった」



あまり女子と話さないような男子…


なんだか学君っぽいし、池田君っぽい気もする。


朱里はそんな彼の魅力に惹かれたのかな?



「ね、朱里の好きな人って誰なの?分かれば協力してあげられるかもだし」


「…誰にも言わない?」


「言わない言わない。てか言える友達いないから」