推しとか恋とか青春とか。

学校に着くなり、隣のクラスまてダッシュ!


そして名前を呼んだ。



「っ、真留君っ!!」


「…ゆに、…?」



驚いた表情を見せた真留君だけど、とりあえず居てくれて良かった。



「……ゆに、」



眉を下げた状態で近づいてきた真留君の手を引くと、そのまま連れ出すことに成功したまではいいけど、行く宛てまで考えていなかったわたしが入ったのは古びた空き教室。



教室に入るなり真留君の腕を離した。



「…ゆに…、」


「あのね真留君……っ、その……昨日はほんとにごめんなさい。それでね、わたし……」



あぁ、言葉が浮かばない。


こういう時なんて言えばいいんだろう?


と頭を捻っていると、真留君が動いた。



「…ダメだね、僕……ゆにに謝らせてばっかり」



窓際まで行くと、窓の外を見つめる真留君。


その後ろ姿をただ見つめる…